８月靖国行動の呼びかけ
平和の灯を！ヤスクニの闇へ キャンドル行動・参加と賛同のお願い
最近、中国や韓国の政府だけでなく、米政府や日本の経済界からも小泉首相の靖国神社参拝を批判する意見が聞かれるようになりました。アジア侵略を企て指導したA級戦犯を「英霊」として顕彰する神社に首相が参拝するのは、侵略戦争の反省に立った平和理念、政教分離原則の憲法に違反するのみならず、戦後の国際・国内合意（サンフランシスコ講和条約、日中共同声明、戦後五十年国会決議等）をことごとく踏みにじるものです。
靖国神社には深い闇があります。戦前靖国神社は、天皇が祭主となって戦争の悲惨な実態をおおい隠し、戦死者を顕彰し遺族の悲しみを喜びに転化させる闇の祭儀の場でした。陸・海軍省管轄の軍事施設でもあり、民衆を戦場に駆り立てる精神的支柱だったのです。
戦後は一宗教法人となりましたが、A級戦犯の合祀・顕彰や遊就館の展示に明らかなように、今も英霊顕彰・侵略美化の施設であり続けています。私達は靖国神社に体現される誤った歴史認識と、そこへの国民扇動を許すわけにはいきません。
靖国神社は戦後も、国（厚生省）から違法に流された戦没者名簿を元に、遺族の許可も得ずに合祀しつづけました。日本の侵略戦争に駆り出されて死んだ28，000名の台湾人、22，000名の韓国・朝鮮人を含む多数の戦没者が合祀されています。
台湾・韓国の遺族から、いま切実な合祀取り下げ要求が出されていますが、靖国神社は要求に応じようとしません。遺族の意思を無視した人権蹂躙が許されるのでしょうか？これは思想・信条・信仰の自由に対する侵害、人の自己決定権に対する重大な侵害とは言えないでしょうか？
小泉首相は退任を目前に控えて、“公約通り8月15
日に靖国神社に参拝するだろう”と言われています。それはまぎれもなく“侵略肯定のメッセージを世界に発する”ことであり、東アジア諸国との和解と友好を決定的に阻害します。しかも、靖国神社に祀られることを喜ぶ方向に国民を扇動するならば、平和を否定し戦争への備えをする行為に他なりません。
私たちは今こそ未来に向かって平和な日本、平和なアジアをつくり出していくために、首相の靖国神社参拝に反対します。
8月11日から15 日、広範な東アジア市民（日本、沖縄、台湾、韓国）が東京に結集して、「平和の灯を！ヤスクニの闇へ キャンドル行動」が行われます。
皆様のご参加・ご賛同をいただきますよう、よろしくお願い致します。
２００６年６月
平和の灯を！ヤスクニの闇へ キャンドル行動実行委員会
●国際共同代表
【韓国】李 煕子(イヒジャ)（太平洋戦争被害者補償推進協議会 共同代表）
李 海学(イヘハク)（牧師、韓国実行委員長）
【台湾】チワス アリ（高金素梅）（立法委員、靖国アジア訴訟原告団長）
【沖縄】金城 実（彫刻家、沖縄靖国訴訟原告団長）
●日本共同代表（あいうえお順）
今村嗣夫（弁護士）／ 小田 実（作家）／ 東海林勤（牧師）／ 菅原龍憲（真宗遺族会、靖国アジア訴訟団原告団長）／ 徐 勝（立命館大学教授）／ 新倉 修（日本国際法律家協会会長）／ 西野瑠美子（VAWW-NET
JAPAN）／ 針
生一郎（美術評論家）
●事務局体制（日本）
事務局長： 内田雅敏（弁護士）／ 事務局次長： 大山勇一（弁護士、東京靖国訴訟弁護団）／ 服部良一（靖国アジア訴訟団事務局）
●賛同の返送先
郵便振替・・・口座番号：００１４０−３−４４６３６４
口座名称：「ヤスクニキャンドル行動 内田雅敏」
●賛同金
一口￥１０００円 （なるべく複数口、できれば５進法でお願いします）カンパも大歓迎
●行動の概要（関連企画も含む）詳細はお問い合わせください
２００６年７月２０日（木）〜２１日（金） 国際学術シンポジゥム・（韓国）ソウル
主題：「世界の目で靖国を見る 文明と野蛮の間」主催：靖国反対共同行動韓国委員会
８月１１日（金）午後・行政へ申入れ行動／夜 集会・キャンドルデモ（弁護士会館）
８月１２日（土） 夜 銀座キャンドルデモ
８月１３日（日） 午後 証言・コンサート（日本教育会館）集会後キャンドルデモ
８月１４日（月） 午後〜夜 屋外イベントとキャンドルによる人文字（明治公園）
８月１５日（火） 抗議行動
（2006年6月８日現在）
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2006年8月に取組まれる 平和の灯を！ヤスクニの闇に キャンドル行動に 賛同します
お名前・団体名
肩書き 公表の可否（○囲み） 可 不可
ご住所
賛同 口 円（なるべく複数口を）カンパ 円